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□白の剣と黒の魔術
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『兄さん……どうかこの星を……』
最後に焼きついたのは満面を笑みを浮かべた顔。
あれからどれほどの時が流れただろう。
千年?二千年?それとも一万年?
分からない。
数え切れない。
ただぼんやりと世界の行く末を眺め……唐突に意識は覚醒した。
「君はだぁれ?」
飛び込んだのは太陽のような輝きを持つ髪。
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