□魔法学園
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「ホグワーツ?」

ネクはフクロウが運んできた旧友からの手紙をひらひらさせる。


「懐かしい名だ」


自然と笑みが浮かぶ。


ヴォルデモートが消えてから十数年。

生き残った男の子がそろそろホグワーツに入学する頃だろう。

「嵐が巻き起こるな……」


未来を見通すまでもない。


ネクはその手紙を大切に仕舞い、クローゼットの奥に仕舞い込んでいる道具を引っ張り出した。

布に包んで大切に保管していたのは、一見するとただの木の棒。




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