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□大空のツバサ(仮題)
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「アルコバレーノが家に来た」
近所にある大手ファーストフード点でツナはぼやいた。
向かい側に座るのはツナと同年代の少年。
名を桜庭音操。
ツナの隣町に住む少年だ。
当然学校も違うし、ツナとは何の接点もない。
「とうとう来たのか」
「ああ。死ぬ気弾撃たれるし、おかげでパンツ一丁になるし……最悪だよ」
「まだその程度だろ?」
「まだ、か……」
頬杖をつき、ツナはウーロン茶を一口。
ネクはツナにとって唯一素を出せる相手だった。
そして戦い方を教えてくれた師匠でもある。
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