風吹き抜ける大地

□未来は誰にも分からない
1ページ/3ページ

未来とは誰にも分からないもの。



レオはそうは思わなかった。




すでに確定している未来が待ち受けていたから。







だが、その未来は壊された。




確定していた未来が変わったのだ。






「レオ、どうしたの?」

笑みを浮かべていたレオを不審がり、ミレイがレオの顔を覗きこむ。

「……いや」

「あー!何よその対応!」

むくれて見せるミレイを見て、またレオは笑った。

「気にするな」

「気にするわよ!」

『気にしない方がいいよミレイ。きっとミレイに対して失礼な事考えてたんだから』

足元にいるブラッキー、ニュイがそんな事を言う。

「ニュイ」

「レ〜オ〜」

レオはニュイを睨み、ミレイがレオを睨む。

「誤解だ」

『そうよニュイ。ミレイで遊ぶのは止めたら?』

エーフィ、ディアがニュイを窘める。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ