星の煌き

□押さえる本能
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血が騒ぐ。



殺せ。

コロセ


コロセ!



目の前の敵を。




天人を。










さすが夜兎族の王、というべきか。

まるで大人と子供だ。

簡単に攻撃はいなされ、一瞬でも気を抜けば殺される。



その興奮は嫌でも銀時に昔を思い出させた。



自然と笑みが零れる。





百華達が決死の覚悟で仕掛けても、鳳仙はそれらを全て弾き返した。


猛攻の中を銀時は掻い潜る。

右目を失い、利き腕を傷つけられているにも関わらず、鳳仙の攻撃は重く、ボロボロの銀時にはどれもが致命傷に値する。



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