空に消える夢
□座談会
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「クレスってホント主人公らしい主人公だよな」
それはロイドの何気ないひと言で始まった。
「そうかな？」
「同じ熱いでもスタンやカイル、ロイドとは違うよな」
「スタンは最初密航だろ？カイルはカイルでやっぱ捕まるし……。ロイドは初登場シーンが立ちながら居眠りして黒板消しが飛んできてたもんな」
リッドとセネルの言葉にその３人は肩を落とす。
「それに……３人共思慮が足りない」
何気ヴェイグもひどい事を言う。
「そ、そう言うセネルはシャーリィを追いかけることから始めたじゃん！ヴェイグも！」
カイルが反論した。
「仕方ないだろ、俺達は逃げてたんだからな」
「俺もあそこでクレアを追いかけるのがセオリーだろ」
「で、でもリバースから主人公が熱血漢じゃなくなったよね……。僕も気が弱いし……」
おずおずとそう言うのはルカ。
「俺も最初は我がまま坊ちゃんだったからなぁ……」
当時のことを思い出してルークが暗い表情をする。
どうやら自己嫌悪に陥ったらしい。
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