空に消える夢

□座談会
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「ルーティとはいいコンビってつもりだしなぁ……」

「コレットともだぞ」

「クレアは……俺の妹だ」

「うう……イリアは僕のことどう思ってるんだろう……」

1人自信なさげなルカ。

「……まあ、愛情の形は人それぞれってことだ」

「?」

ユーリがそう言うも、ルカは疑問符を浮かべるばかり。

「……なんか、ユーリが言うと貫禄あるよね……」

感心するエミル。

「おいおい、年齢ってだけならエミルの方が年上だろ?何せ精霊なんだしさ」

「ま、まあそうだけどさ……。僕、人付き合い苦手だし……」

「僕もだよ。同じだね」

何やらエミルとルカの間で友情が育まれていっているらしい。

「……ユーリもサバ読んでると思ったけど、エミルもサバ読んでるってことなのか?」

「父さんも充分若く見えると思うけど?」

「甘いな。俺の父さんもかなりサバ読んでるぜ?」

「クラトスさんの場合、サバ読んでるとかそんな次元じゃないような気が……」

苦笑いするクレスに、ルークは何度も頷く。

「師匠もあれで30超えてないっていうし……」

「テイルズのキャラって見た目若いけど、実は年取ってるって人が多いのかもね」

笑いながらカイルが言う。

「おい、師匠は違うって……」

「……おい、それって俺が年寄りってことか?」

ルークの言葉を遮り、エミルがドスの効いた声を出す。

「エ、エミル……?」

エミルの瞳の色が変わっている。

「べ、別にそういう意味じゃ……」

「落ち着けエミル」

ヴェイグがエミルを抑えた。

「何だとこのクレア馬鹿」

「何だと?」

ヴェイグがエミルに詰め寄った。

「おいヴェイグ」

「テメーはシャーリィ馬鹿だろうが」

「こいつ……!」

ヴェイグを止めようとしたセネルまで怒る。

「ちょっと3人共……」

「おいおい落ち着けって」

暴れ出した3人を慌ててクレスとリッドが止めようとした。

「……なあ、これでバーサスになったのか?」

「それは……ないと思うけどな」

ロイドの言葉に思わずユーリは苦笑いしてしまった。






END
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