空に消える夢

□座談会
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「それにエンディングが3つもあるなんてすげーぜ!」

「そ、そうかな……?」

「そうだよ!

「でもさ、それって人によっては救われないってことなんだよね……」

寂しげな笑いを浮かべるエミル。

どうやら最悪の結末を思い浮かべたらしい。

「エミル、次は間違えないようにしろよ」

「ロイド……うん」

ロイドに励まされ、エミルは元気を取り戻した。

「残される人のこと、かぁ……」

「ん?どうしたんだ?」

カイルがルークの顔色を窺う。

「ほら、俺って結局消滅しなきゃならなくなっちゃいそうだったじゃん。ティアの事とか考えたらさ……」

「いいよな〜素直に心配してくれる彼女がいるってのは」

カイルの言葉に面白いほど赤くなるルーク。

「ばっ、違、別にティアとは……」

「クレスにはミント、スタンにはルーティ、カイルにはリアラ、ルカはイリア、エミルにはマルタっと……」

ユーリに言われた5人は真っ赤になった。

「一番はっきりしてねぇのはセネルか?」

「お、俺は……!」

さらに話を振られ、セネルが慌てる。

「世間じゃクロエかシャーリィ、はたまたステラってのもあるじゃねーか」

「ちょっと待て!オレとコハクは!?」

復活したシングが叫んだ。

「……ああ」

「忘れてたなユーリ!」

「悪い」

話が逸れたことでセネルは密かに安堵した。

「……テイルズって、みんなバカップルになるか主人公が鈍感になるのか?」

ひそかにリッドがカイウスに言った。

「あ〜……」


バカップルの典型がクレス、ミントペアとカイル、リアラペア。

鈍感の例はロイドとセネルだろう。


「ファラは尻に敷くタイプだろうしなぁ……」

「ルビアもそうだよ……。そういえばエステルはそうでもないよね?」

「ああ?……まあ、そうだわな」





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