空に消える夢

□座談会
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「そういえば二刀流の主人公って俺だけだよな?」

シングのことは置いておき、ロイドがそう言う。

「格闘家も俺だけだな」

「でも、グレイセスのアスベルって人が帯刀技を使えるんだっけ」

クレスは新シリーズの主人公のデータを思い返した。

「だがあいつは騎士だろう?格闘家じゃない」

「真面目で礼儀正しく、困った人を見捨てられない……。まるでクレスのような奴だな」

リッドがそう言うとクレスは頷いた。

「うん、いい友人になれそうだよ」

「友達といえば……リバースはすごいよね。何せ殴り合って友達になるんだもん」

「あれは……」

カイルの言葉に居心地が悪そうに身じろぎする。

「俺だって最初は監視だぜ?その後の仲間になったのは全員成り行きだったし……」

当時を思い出してげんなりするセネル。

「それ言うなら俺だって、ティアと旅するようになったのは事故だもんな」

対してルークは笑った。

「僕も押しに負けてだったし……」

「俺は追放されてだったけど、元々旅に出るつもりだったからなぁ……」

視線をさ迷わせるルカに、頬を掻くロイド。

「僕も成り行きだったっけなぁ……」

「そういえば精霊の主人公ってのもなかなかいないよな?」

エミルを見てカイウスが言った。



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