スラダン迷作劇場
□竜宮城へGO→!
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昔々、っつってもそんなに昔ってほどでもねぇけど、海南村に一人の若者が住んでいた。
ヤツの名前は、確か・・・野猿?
(バッキャロー!主人公の名前くらいマトモに読めよ!バカ赤毛猿!!byキヨタ)
ハッハッハ、気にすんなって。ジョークジョーク、アメリカンジョォ〜ク♪Yeah!
コホン。野猿改め、清田信長といった。
清田は、明るくちょっといたずラッコだったが、根は優しく、とっても働き者だった。
そんなある日、清田が漁から戻る途中、浜辺でヤンキーにカツアゲされている一匹の老亀に出会った。
桜木「じい!またこづかいくれよ!」
宮城「いいなぁ、花道。牧ぃ、オレにもこづかいちょうだい!」
牧「なっ・・・!何を言うんだ、お前達は!悪いが、今日は持ち合わせがないんだ。」
毎日毎日、隣の部落の湘北村のチンピラにカツアゲされる牧。今月の貯えも、全てコイツらに取られて一文無しになっていたのだ。
三井「何だと、牧。ゴラァ!オイ、徳男、鉄男。ヤっちまえ!」
湘北村のボス三井の合図で、三井の子分の徳男と鉄男が牧に飛び掛った。
清田「おっ、お前ら!牧さんに何て事するんだ!」
勇気を振り絞って、清田は、三井らに立ち向かった。
桜木「何だ、野猿か。」
清田より10センチ以上デカイ桜木がズンッと清田の前に立ちはだかった。
清田「うっせー、赤毛猿!老人虐待なんかしてんじゃねー!」
牧(老人?・・・・・ピキッ!)
宮城「オレ達、別に老人虐待なんかしてねぇよ。因縁つけんじゃねーぞ!」
宮城の怒声に清田は少しちびった。
でも、牧にはいつも世話になっているから、何とか助けてやりたい。
そう思った清田は、今月の全財産が入った袋を、三井の前に差し出した。
清田「これで、牧さんを開放してやってくれねぇかな?少ねぇけど、これ、オレの全財産だ。これで、牧さんを自由にさせてやってくれ。」
牧「清田・・・。すまない。」
牧はヨボヨボと清田の優しさに涙を流した。
三井「チッ、しゃーねぇな。今日の所は、これで我慢してやる。オイ、行くぞ!」
三井は、子分らを引き連れて湘北村へと帰っていった。
牧「清田。すまない。お詫びと言っちゃ何だけど、お前にいい所、連れて行ってやる。」
清田「え゛っ!何か牧さんが言うと、エロいっすね。」
清田は一瞬、牧の言う「いい所」を性風俗と勘違いをした。
牧「こンの、ばかチンがぁ!お前の言ういい所より、ある意味、ずっとパラダイスだぞ。この世の楽園だ。」
性風俗よりいい所ってどこだろう・・・・清田の頭の中では、可愛いお姉ちゃんとエロエロ行為をしている自分が描かれていた。
牧「さっ、早くオレの背中に乗れ!」
清田は、牧の背中に乗ると、海の中に潜っていった。
(ぎゃぁぁ〜!!げぼっ・・ごぼっ・・・、ぐるじぃ〜〜!!)