短編小説
□マボロシ島の告白
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『あたし、あんたのことが…好きったい……。』
あの日、マボロシ島を出る前に伝えたあたしの想い。
なんで?なんで覚えてなかと?
あの出来事は幻やったん?
お願い。
あたしの想いを知って。
あたしの想いに応えて。
例えそれが拒絶だとしても、覚悟はできとると。
だからお願い。
あの出来事を
“ナカッタコト”にしないで―――
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