短編小説

□追いかけっこ
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放課後。
空があかね色に染まっている教室で少年と少女がいた。
少女−サファイアは黙々と先生に出された課題をこなし、少年−ルビーは本を読んでいた。

「終わったと!!」
「お疲れ様。」

疲れた〜
そう言って机に倒れこむ君の頭をなでると、まるで猫みたいに僕の手にすりよってくる。
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