はなちゃん
□カラオケ
2ページ/3ページ
「庶民はカラオケの専門店で歌うらしい」
エイム(あだ名)が
机の上にふんぞり返っている。
トランプをしていた
はなちゃん(あだ名)とジョンファン(あだ名)は
かなり死んだ目でエイムを見た。
「情報屋マスね…エイムは…」
「元気ないなぁ!トランプでそんなに疲れたの?」
「まさか。トランプで賭をしてるんだ」
はなちゃんはジョンファンのカードを一枚引いた。
ジョーカー
「いっ!!」
はなちゃんは思わず声に出すと、
ジョンファンを見た。
今までにないほど
真っ黒な笑いが
ジョンファンのフェイスに浮かんだ。
「マス…」
そのかけ声を合図に
彼の反撃は
始まった。
そして10分もしない内に
ジョンファンは勝利を収めた。
「これで週末ははなちゃんちでカラオケが出来るマスよ…!!」
「嘘、嘘だ…。私がジョンファンに…」
その頃、エイムはと言うと、
はなちゃんの後ろの席で
大爆睡していた。