はなちゃん

□訪問2
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午後三時

「じゃあ行きまっしょー!」

と言うエイムの声に、
おー!と返すジョンファンと
ぐたっとしている約一名は
早速エイムの家に向かった。



エイムの家は、外国大手企業を経営している家庭だった。
本名:ビュジェル=ファンマリ

家は…豪邸。
門の前に立ち、上を見上げても
門の天辺が見えない。

はっきり言って、
何じゃこりゃ。

これ、人間住んでんの?
いや、巨神兵だろう(反語表現)

「さあいらっしゃーい」

エイムは楽しそうに
ぐるぐると回っていた。

何がしたいのか分からない。

「ビュジェル」

後ろから声がして、
最後尾にいたジョンファンが
超ビクついた。

後ろに立っていたのは
例えて言うなら雪男。

実は熊だろう。

はなちゃんの推測は当たる見込みがない。

「ぬはは!お客さんかい?ごゆっくり」

失礼したね、と
あごひげをさすりながら
熊男は去っていった。

「誰マス?」

ジョンファンが心臓あたりを触りながら言った。

意外とガラスの心なのだろうか?

「今の?あたしのお兄ちゃんだよ。今年大学生になるんだ」

あごひげが!?
嘘と言ってよ!
お父さんだろうなとか思っちゃったじゃん!

はなちゃんは表情にさえ出さなかった。

ジョンファンなんて
涙を浮かべている。

ガラスどころじゃない。
ジョンファンは意外と
豆腐の心だった。

「あ、こっちだよ」

そんな二人の様子を気にする様子もなく
エイムは先へと進み出した。


「ここがあたしたちの部屋!」

エイムが指さしたのは
ダンスパーティーでも開くときに
よく使う部屋のようにでかい扉だった。

「…あたしたちって?」

「お姉様たちと同じ部屋なの」

お姉様ですか。そうですか。
相部屋だからですか?
こんなに広いのは。

第二次はなちゃんパニック勃発

お姉様って…
男だマス?
おかまさんだマス?

第一次ジョンファンパニック勃発

「お姉様ーただいまー!」

視界が開けた。
もちろんそれは
エイムが扉を開けたからだろう。

しかし、
ちょっと違うことに気がついたのは
部屋に入った直後だった。

「ジョンファン。ここどこ?」

シャイなはなちゃんも聞かずにはいられない。

「知りませマス…」

ダンスパーティー会場どころではない。
どっちかと言えば、
バレー用のコートを
少なくとも4面は入るんじゃないかと思うくらい広かった。

エイムはお姉様に何か言ってるが
遠くて聞き取れない。

エイムは二人の気も知らずに楽しそうに言った。

「かくれんぼでもしよっか?」










後書き
上手くまとまりませんでしたね。
ジョンファンの弱さが出てきました。

この子、これから
どうやって生きるのでしょうか?

では、駄作ですが、
失礼します!!(逃
2008/02/25
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