君に捧げるレクイエム
□【第二夜・朋友 後編】
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唐突で不躾すぎるレンの問いかけにもシリウスは微笑んでいた
そこに驚愕や寂寥や悲哀はない
やはりレンがこう問いかけるのを解っていたのだろう
だからこそ朋友としての顔から姫としての顔に立ち戻ったのだ
そして一国の姫として、真摯に辺境の旅人である朋友の問いを受けとめたのだろう
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