君に捧げるレクイエム
□【第一夜・覚醒 後編】
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悪夢の夜が流れ、
太陽の光が世界に満ちて始めていた
「レン‥!!起きてる!?」
レンが宿泊している部屋に駆け込む
ノックもなしにいきなり入ると、
中から呻き声に似た鈍い声があがった
見ると、寝台の上に
もぞもぞ動く影がある
じれったくなり、
傍に寄ると布団をめくる
「レン、大変なことが‥‥」
白い曲線が
目に飛び込んできた
「う、うわわぁ!?」
思わず赤面して床に倒れこむ
だが、一瞬目に入った光景が
脳裏に焼きついて離れない