君に捧げるレクイエム

□【第一夜・覚醒 後編】
1ページ/36ページ



悪夢の夜が流れ、
太陽の光が世界に満ちて始めていた




「レン‥!!起きてる!?」



レンが宿泊している部屋に駆け込む

ノックもなしにいきなり入ると、
中から呻き声に似た鈍い声があがった


見ると、寝台の上に
もぞもぞ動く影がある


じれったくなり、
傍に寄ると布団をめくる


「レン、大変なことが‥‥」



白い曲線が
目に飛び込んできた



「う、うわわぁ!?」



思わず赤面して床に倒れこむ

だが、一瞬目に入った光景が
脳裏に焼きついて離れない



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ