黒まめ西高校
□第1話
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とても気持ちのいいポカポカとした季節。春…
それは入学式の季節。黒まめ西高も今日が入学式のようです。
今年も沢山の生徒達が入学してきたようですね・・・
おや?どうやらおまめ先生が教室にやってきたようですよ・・・
おまめ先生『キリーツ!!』
・・・ガタガタ・・ギギーガタ・・・
おまめ『着席!!』
生徒達『・・・』
し-------ん・・・
いやはや・・・どうやら先生はボケたようですが、まったく受けなかったご様子です。
ところが先生はお構いなしに淡々と『礼!!着席!!』と仕切りなおし、そして何事もなかったように自己紹介を始めました。
おまめ『もはようございます!!』
生徒達『もはよ〜ございま〜す』
おまめ『皆さん。始めまして!!私がおまめ先生です。えー私は皆さんよりもちょっと小さいですが脳みそはちゃんと詰まっています。安心してください。』
おまめ先生は身長1a体重1cの超ミクロティーチャー。体が小さいことで生徒になめられないように念を押したようです。
おまめ『(・∀・)これから皆さんの卒業までヨロセク』
生徒達『は―い』
みんな大きな声で元気にお返事。おまめ先生も上機嫌です。しかし花王を見て何か気づいたようです…
おまめ『・・・ムム(・A・)!!花王・・・お前どうしてチャリに乗ってるんだ?』
花王『先生!!花王は体に自転車がくっついてるんです!!』
おまめ『体にくっついてる?そんなわけないだろ!?』
先生はまじまじと花王の乗っている自転車を見ました。
そして花王の頭にピョンっと飛び乗りよく見るとチクチク生えている花王の髪の毛をめいいっぱい引っ張り出しました。
おまめ『う〜〜〜ん!!』
花王『いたた!!先生痛いよ〜!!』
おまめ『('A`)どうやら本当のようだ・・・ビクともしない』
花王『でしょう?』
おまめ『それじゃあしょうがない・・・花王の椅子はいらんな?後ろへ置いときなさい』
花王『ハア〜イ』
そういうと花王は邪魔だった椅子を持ち上げました。
・・・と、そのときです!!椅子を持ったとたん花王はバランスを崩しガシャーンと倒れてしまいました。
するとどうでしょう・・・自転車と花王は見事に離れているではありませんか!?
花王『(;A;)アイタタタタ』
これにはさすがのおまめ先生もプッツン。
おまめ『('A`#)・・・花王?これはどういうことだ?』
花王『Σ(・A・;)あっヤベ・・・!!』
おまめ『うそ(・A・)イクナイ』
花王『・・・う』
おまめ『(゚Д゚)どうしてこんな嘘をつく!?』
花王『・・・・うう・・』
みんな『うそ(・A・)イクナイ!!』
すると・・・花王はプルプルと振るえながらうつむきだしました。