Romanzo

□STORIA.2
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「アリス…‥?お前がアリスなのか?」

『そうだと思うけど、それがどうかしたの?』

それ以外答えようがなかった。

たった一つ覚えていたコトを言っただけなのに、そんな驚かれても‥‥

「どうかしたとかそんなのんきな場合じゃねぇよ!!お前ホントにアリスなんだな?」

『そうじゃない?私以外誰かいるんだったら分からないけどね。』

「…アリスぅぅぅ!!お帰りぃぃ。みんなお前が帰ってくるの待ってたんだよぉぉぉ!!」

『ねぇ、チェシャ…?全く何のことか理解できないんだけど…?』

号泣しながらチェシャが言ったことが全く理解できない。

「そのうち思い出すよ!きっと。…君がホントのありすなら、ね。

『…‥?なんて??』

一瞬険しい表情をしたチェシャの言ったことは私をさらに混乱させた。 

「何でもない。さ、行くよ、アリス!時間がないんだ!!」

私の手をとって走りだしたチェシャ。

この先何が待ち受けているか分からないこの世界。

ただ、もう後戻りはできないってことははっきり分かった。





一度動いた歯車はもう二度ととまらない。歯車が止まる時、それは世界の終焉[オワリ]なのかもしれない…‥

To be continued...

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