お題
□ふたりで逃げよう
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72ふたりで逃げよう
かの有名な太陽高校、そこに私は属している。
今日も暇な授業を抜け出して屋上で暇を潰す。
もうテントを張って住んでもいいくらい屋上にはきている。
屋上で外を眺めていると、声がした。
「何やってんだ?こんなとこで」
エッジだ。あいつが学校にいるなんて珍しい。
「サボり」
「聞くまでもなかったな」
勝手に納得して鼻で笑うエッジ。
あんたこそサボりじゃんよ。
「なぁ」
いきなり真剣な目付きでこちらを見た。
負けじとあたしもエッジを見返した。
「俺と自由にならないか?こんなとこ抜け出してよ。」
そんな笑顔で見るなよ。
自由欲しさに私はエッジと世界へ抜け出した。
っていう言い訳。
あいつに惹かれた事実は黙っておこう。
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