◎振りゆめ3

□いや、可愛いなって
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がらりと教室のドアを開けて
いつも通りおはよー!と挨拶を
して準太の隣の席に着く


「・・・は、よ」
「おはよ、準太どしたの?」


いつもと違う準太に首を傾げる
目を合わせようとしても合わない
何だろうと考えれば考えるほど分からない

準太をじっと見ると口元を手で
覆って何かを堪えてるようだった


「おっ前、今日ずっとそれ?」
「それってなによ?」


そう聞くと頬をぷくっと膨らまして
涙目になりながら前髪・・・と一言


「へ?」
「ぶは、」


もう我慢できねーと言ったとたん
準太が笑う。前髪が何なのよと鏡を
取り出して見ると前髪がピンと
たっていて寝癖がついていた


「うわあ、恥ずかし」
「なんで気づかねえの」


一瞬真顔に戻った準太に
どうしよーと言ったら


「そのままでいれば?」
「やだ、できればすぐ帰りたい」
「それはだめ」


いいじゃん、俺一日飽きないよと
にっこり言うもんだからどきっとした


「ぶっ」
「まだ笑うか!」


机に突っ伏して笑いを堪えると準太は
頬杖をついて私の前髪をひと撫でする


「な、に!?」



いや、可愛いなって


(そうやって学校に)
(寝癖つけてくるとこ)

20100818.
準太初書きで捧げるなんて申し訳ないです(><)
準太口調が分かりませんorz
準太が準太じゃなくてごめんなさいっ
那玖留さまのみお持ち帰りおっけーです

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