◎振りゆめ3

□短冊に願う
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今日は七夕
担任が笹を買ってきて、願い事を書けよ
とみんなに短冊を配ってから一週間

笹が短冊でいっぱいになった


「なーなー!お前のどれ?」
「さあ、どれでしょう」
「この中からだと無理だな田島」


泉に無理って言われてるのに
もくもくと探し始める田島

泉もなんだかんだ探し始めてる
無理って言ってたのに


「何て書いたンだよー」
「教えたらつまんねーだろ」
「泉の言う通りだね」


私の願い事が知りたかったら
頑張って見つけてみなさい
ふふんと笑ってみせる


「あ!泉、いずみー」
「お、これだろ?」


私より少し高い位置につけた
ピンク色の短冊
二人に見つけられてしまった


「なになに?」
「これからも田島と泉と
いれますようにだと」
「声に出さないでっ!」
「いーじゃん、いーじゃん!」

泉によって短冊を読まれるわ
二人は私を見てニンマリするわ
恥ずかしくて死にそう


「結構かわいい事書くのな」
「う゛」
「ま!俺はこの願い叶えられるぞっ」


ニシシと田島がいつものように笑った


「ま、三人でわいわいやるの楽しいしな」


ずっといても飽きねえし
俺も叶えてやれンよ
と照れ隠しのつもりか、
頭をぐしゃぐしゃにされた



短冊に願う


(いずみのばかー!)
(ぶ、ぼさぼさたぜ)
(泉だけずりー!!俺もやるっ)
(たーじーまー!)

20100707.
七夕にちゃんと書いてたのに
UPしそこねた今更な七夕ゆめorz

いつか二人が恋に気づいて
田島→主人公←泉になったらにまにま

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