夢部屋【短編・キリ】

□遊戯の庭
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【T】


キラがいなくなって何年たっただろう。
2年?3年?
そんなもんだ。
こうして、キラの記憶は消えていく。
世界を脅かした存在が徐々に消えていく。

これでいい。
そう思うものもいる。

あれは悪夢だった。
もともと存在してはいけなかった。
人間が手にしていいものではなかった。

だが、一方で。

キラによって殺された犯罪者。
命をかけて戦い、散っていった者。
大勢がキラによって命を落としていった者を、忘れてはならない。

そう…。
忘れてはならない。
人ならざるモノは、常に見ている。
地上を――
人間を――


命あるものは常に狙われている。



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