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【サンセベリア・スタッキーの育て方】 常緑多年性多肉植物

 別名:ツツチトセラン(筒千歳蘭)
 学名:Sansevieria stuckyi

 ここ数年、よく見かけるようになったサンセベリアです。発生マイナスイオンの量が普通のサンセベリアの3倍なんだとかで(売り文句ですから、3倍がどの程度なのかはわかりません)人気があるのですが成長が遅いので結構大株の値段が高いです。乾燥により耐えるため葉が棒状に進化したサンセベリアで、根元からほとんど垂直に立ち上がります。他のサンセベリアと違いあまり株元がまとまってない印象があります。葉には横にやや薄く縞模様が入り直径は平均3cm程度まで肥大します、キリンドリカとの大きな違いのひとつが葉に縦筋がけっこうはっきり入ること。キリンドリカもスタッキーと呼ばれて売られることが多々あるので注意しましょう。わい性種の「スタッキー・コンパクタ」というのもあります。
見た目がオブジェっぽいのでインテリアプランツに最適かもしれません。成長は普通の品種よりかなりゆっくりしています。

 草丈:75〜120cm程度(私の見た最大の物のデータなので不正確かも)


【育て方・管理方法】

 花:まだ目撃したことがありません。
 水やり:普通のサンセベリアよりさらに乾燥に強い面があります。土の表面が乾いてから数日たったころにたらたっぷりと。ハイドロカルチャーの場合水位計がMINになってから。乾燥に強く多湿が苦手です。毎日水をやったりするとあっさり根腐れしますんで注意。冬場はほとんどやらないのが耐寒性を強くするコツ!(暖かい日に月一回くらいで充分)
 光:明るい場所を好みます。(直射日光はだめ)5〜10月は40〜50%遮光。10〜5月は極力明るい日陰が適します。日照不足だと棒状の葉がひょろ長くなり見た目が貧弱で格好悪くなります。
 土:水はけのいいものを。通常の観葉植物よりも水はけをよくしましょう。
 温度:高温に強く、普通のサンセベリアより寒さにも強いです。冬場は5℃以上ほしいですが、水を絶ち凍らせなければ0℃近くまで耐えてくれます。室内で日中はレースのカーテン越しの窓辺に。
また、冬は鉢から抜いて土を落とし、新聞に包んで保温して休眠状態のまま保温する事も出来ます。
 肥料:5〜9月の高温期に成長するのでこの時期は1ヶ月1回程度液肥を上げるとよいです。
 病害虫:カイガラムシ
 手入れ:葉先が枯れるのは普通にあることですので、大きく枯れない限り心配するほどのことでもありません。枯れこんだ場合カットする。
 増やし方:株分け。地下茎(というかくっついてますが)を切断し、切り口を数日日陰干しして乾かした後、水はけのいい土に植えつけます。時期は5〜8月。
葉挿し…多分できると思うのですがキリンドリカと同じく今年実験が間に合わなかったので2009年に確認予定です。




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