「あ行とか行」の観葉植物D

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【インコアナナスの育て方】 非耐寒多年草
 別名:ロブスタークロウズ(英名)
 学名:Vriesea carinata Wawra

 グリーンの柔らかな葉のフリーセアです。花が特徴で英名の元にもなっています。花茎は完全には直立せずやや斜めな感じ。20〜30センチくらいに立ち上がり、花苞の付け根の色はくっきりとした赤で、先の方がこれまたはっきりした色合いの黄色になります♪花自体は花苞の先に黄色い花が小さく咲くのでよく見ないと気づかないことも。
アナナス類はどれもそうなのですが、1つの株は一生に1回しか花をつけない性質があり、増殖できない場合は花後数年で自然死していきます。

 草丈:40〜50cm前後


【育て方・管理方法】

 花期:生育温度が適していれば年中。花苞は花後も数ヶ月色あせずに残るので長く楽しめます。(^^)
 水やり:この種は着生タイプなので鉢に対する水やりは少なめに。晩春〜初秋は水分を吸収する葉に水を与え、葉の中心部に水をためておくとそこから水分を吸い上げていくのですが、35℃を超えることのある真夏は水が「お湯」にならないように気をつける。秋〜冬は温度を維持できない場合ここに水を貯めると弱ったり腐死したりするのでなるべく貯めないように。
 光:明るい場所を好みますが、葉が柔らかく直射日光向きではないので夏場の直射日光は厳禁。あっさり葉焼けしてせっかくの葉の観賞価値が落ちてしまいます。対陰性は比較的強いほうですが時々カーテン越しの日光浴をさせてあげましょう。
 土:栄養分の少な目の水はけのいいものを選びます。ミズゴケ、ピートモス、腐葉土、軽石、日向土などが使いやすいです。短用でもいいですし混ぜ合わせても良いですね。
 温度:耐寒温度は5℃くらいまで耐えられますが、10℃以上をできるだけ維持するように。まあ室内越冬は可能なレベルの耐寒性だと思います。生育温度は25〜30±5℃が理想。
 肥料:着生種なので下手に肥料をやると弱ることがありますが、やるなら初夏に1度の緩効性肥料(置き肥)を少量か、薄い液肥をたまに与えます。
 病害虫:カイガラムシ
 手入れ:花が終わり色あせてきた花苞は根元付近から切り取ります。枯れた葉は根元付近を持ってゆっくり引くときれいに取れます。
 植え替え:基本的に必要ないのですが、たまに見かける明らかに株の大きさに合ってない鉢の場合は根を崩さぬように植え替えます。
 増やし方:花後枯れるまでの数年の間に子株を発生させる場合が多く、それで株を更新する。子株の葉が4〜6枚以上になったら基部をしっかり持って抜き取るようにすると取れます。小さすぎると発育が悪いのである程度大きくしてからのほうがいいですね。
間違っても途中からちぎるようなとり方はしないように。
適期は気温が12℃以上ある時期。
根元をミズゴケで包み輪ゴムなどで止めて用土に植えつけます。
実生(種)の場合20℃以上ないと発芽しにくいような傾向があります。土はかぶせなくて良いのですが乾燥させないように注意します。



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