「や行〜わ行」の観葉植物

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【ユンケア(ジュンケア)の育て方】 非耐寒性常緑多年草

 学名:Strelitzia juncea
 別名:ノンリーフストレリチア、ストレリチア・ユンケア(ジュンケア)

 ストレリチアというと大きな葉とカラフルな鳥の飛び立つ姿の様な花ですが、このストレリツアには、ほとんど葉がないのが特徴です。子供のうちはしっかり葉があるのですが大きくなるにつれ葉がなく棒のような姿になります。これはより乾燥した地域で生きていくために進化した姿。最近流通量がやや増えてる傾向がありますが、葉がないもので何せ成長が遅く、種から開花株になるのにかるく7年以上かかる。というか7〜8年位ですめばいいほうです。それこそ10年たっても咲かないことがある(個体差もあります)
花を楽しみたければ優良な株を手に入れたほうが良いです。

 草丈:150〜200cm

【育て方・管理方法】

 花期:8月〜6月(花色、環境、株の大きさによっても前後しますが、晩冬〜早春に咲き始めることが多いそうです)
 花の色:橙色、黄色、など。1本の花茎から大体1〜2輪咲く。
 *注:花がほとんど咲かない株などもあります。
 水やり:土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥には非常に強めですが生育期には普通に水遣りをするほうが良いです。冬場は乾いてから3〜5日後くらいが目安。
 光:日なたを好みます。晩春〜初秋にかけてはできるだけ屋外の直射日光に当て、秋〜春にかけては日中は室内の窓辺で日光浴を。
 土:水はけの良い有機質の少な目な土が適しますが、園芸土に赤玉や鹿沼土、川砂を混ぜて有機質の割合を減らして水はけをよくしても可。
 温度:耐寒温度は0℃。できれば3℃くらいほしいです。生育温度は25℃くらいが適温
 肥料:5〜9月にかけて、2ヶ月一回〜二回程度の置き肥(緩効性肥料)を与えます。魚骨粉や鶏糞などが適すようです。与え方は株に近すぎないように鉢の縁などに。
 病害虫:アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ、ナメクジ(基本的に健康な株は病害虫にかかりにくい)
 手入れ:花茎は花が全部終わったら根元から切り取ります。ストレリチアは花期が終わったら古い葉を取ると新葉の成長がよくなるのですが、もともと葉が少ないので大株になるまではこの作業は個人的にはいらないと思います。大きくなると古い葉先は枯れてくるのは普通のことですので心配無用。
 植え替え:鉢が変形してきたり割れてきたりしたら植え替えを。2〜3年に1度くらいの間隔で、2回りくらい大きな鉢(底の深い鉢)に。3〜4月が適期ですが開花中なら終わるまで待ちましょう。根を崩さなければわりといつでも可。
 増やし方:株分けは3〜6月に。(新株が出てくること自体がなかなかない)実生は時期は3〜6月。そのままでは発芽率50%くらいです。25℃くらいを保てる時期か、加温ができるならいつでも可。種子についてる毛を取り除き、水に48時間つける。その際浮いた種やつまむと簡単につぶれる種は発芽できないので処分。手に入ればエスレルなどを使うとよいそうです。
土は種まき用土や有機質のない清潔な土。適温下で早くて2週間、遅いと翌年発芽なんてことも。発芽苗は水切れはさせないこと。
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